どうも、ユウキ(@yukbass51)です。
音名とは
ドレミファソラシ
っと、音の高さを表す名称のことですよね。
音楽の授業がイヤだった方でも気が付いたらドレミ〜って音名は覚えていたんではないでしょうか。
音名は、国によって読み(呼び)方が違います。
言葉が違うんだから、当たり前と言えば当たり前です。
が、
ドレミ〜って呼び方は、実は日本語ではないんです。
音名の呼び方は国によって違う
日本語での音名
日本語ではハニホヘトイロハと呼びます。
ト音記号とかヘ音記号って聞いた事ないですか?
日本語で音部記号を言い表すときに使います。
または、ハ長調とイ短調など調性を言い表す時にも使います。
英語とドイツ語での音名
英語の音名では、CDEFGABの順番。ドイツ語の音名では、CDEFGAHの順番です。少しだけ違いますね。
英語もドイツ語もスタートのドはCで、そこから順番に並んでいます。
違いは7番目のシの音が、英語ではB(ビー)でドイツ語ではH(ハー)となっています。
ややこしくさせる読み(呼び)かた
英語のAとドイツ語のEは、発音がどちらもエーになります。
英語のCとイタリア語のシも少し紛らわしいですね。
話し言葉や会話の中でごちゃごちゃにならないように、相手に伝える場合はしっかりとコミュニケーションを取りましょう。
なお、コードネームは英語音名を基準としているのでB(英語)というコードネームはあっても、H(ドイツ語)というコードネームはありません。
それぞれの音名の呼び方
日本語 | ハ | ニ | ホ | ヘ | ト | イ | ロ |
イタリア語 | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
英語 (読み) | C (シー) | D (ディー) | E (イー) | F (エフ) | G (ジー) | A (エー) | B (ビー) |
ドイツ語 (読み) | C (ツェー) | D (デー) | E (エー) | F (エフ) | G (ゲー) | A (アー) | H (ハー) |
なぜか、日本ではこの4ヶ国の呼び方が色んな場面で使われています。
外国の文化だからか、日本語で統一して読んでいる所に出会ったことがありません。
英語読みだと音名から調号、コードまで統一された呼び方ができるので便利です。
ドレミ以外の音名ってあるの?
音名にはシャープ(♯)やフラット(♭)といった変化記号がつく事があります。
シャープがついた場合の音名の呼び方
日本語 | 嬰ハ | 嬰ニ | 嬰ホ | 嬰ヘ | 嬰ト | 嬰イ | 嬰ロ |
英語 (読み) | C♯ (シー シャープ) | D♯ (ディー シャープ) | E♯ (イー シャープ) | F♯ (エフ シャープ) | G♯ (ジー シャープ) | A♯ (エー シャープ) | B♯ (ビー シャープ) |
ドイツ語 (読み) | Cis (ツィス) | Dis (ディス) | Eis (エイス) | Fis (フィス) | Gis (ギス) | Ais (アイス) | His (ヒス) |
※嬰は(エイ)と読みます
フラットがついた場合の音名の呼び方
日本語 | 変ハ | 変ニ | 変ホ | 変ヘ | 変ト | 変イ | 変ロ |
英語 (読み) | C♭ (シー フラット) | D♭ (ディー フラット) | E♭ (イー フラット) | F♭ (エフ フラット) | G♭ (ジー フラット) | A♭ (エー フラット) | B♭ (ビー フラット) |
ドイツ語 (読み) | Ces (ツェス) | Des (デス) | Ees (エス) | Fes (フェス) | Ges (ゲス) | As (アス) | B (ベー) |
※変は(ヘン)と読みます
英語のB(ビー)とドイツ語のB(ベー)とH(ハー)の区別をきちんとしましょう。
音名と変化記号の意味
音名の意味
音名には絶対的な音の高さを表すという意味があります。実際に聞いてみて下さい。
ドレミファソラシドと上がっていくのとドシラソファミレドと下がっていくのが聞けたでしょうか。
変化記号の意味
2つの変化記号ですが、
シャープ(♯)はある音を半音高くする。
フラット(♭)はある音を半音低くする。
といった意味があります。
この様に区別する事で変化記号が付かない音名を幹音(ナチュラルトーン)と呼び、変化記号が付いた音名を派生音(デライブドトーン)と呼びます。
鍵盤での音名
白鍵が幹音(ナチュラルトーン)で黒鍵が派生音(デライブドトーン)
黒鍵の場所にシャープ(♯)とフラット(♭)2つの変化記号が存在しています。
これを異名同音(エンハーモニック)と呼びます。
ベース指板上の音名(ナチュラルトーン)
おわりに
音名には国によって呼び方が違う事を書きました。
個々の音名や演奏記号に関してはイタリア語、調性に関しては日本語、コードに関しては英語と、日本では色んな国の呼び(読み)方を時々にするので、ややこしくなる場合があります。
違いと共通点をしっかり覚えてみましょう。
ではでは。