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ヴィブラートとは
音を揺らす事をヴィブラートといいます。歌で最も使われるテクニックです。
ベースラインでヴィブラートをかける事は多くはありませんが、メロディーを弾く場合やフレットレスベースでの演奏の時に、ヴィブラートが使われます。
ヴィブラート奏法の方法
元の音程と少し高い(低い)音程を素早く行き来する事で、音の揺れを表現できます。弦を左右に揺らす方法と、上下に揺らす方法があります。
弦を左右に揺らす方法
押弦した指を左右に動かして音を揺らします。この方法は、フレットレスベースで絶大な効果を発揮します。
フレッテッドベースの場合、ハイポジション(特に1弦)ですると効果を感じやすいです。その反面、4弦などの太い弦やローポジションでは効果が得られにくい方法でもあります。
エリッククラプトンの「Bad love」
イントロのフレットレスベースのフレーズでヴィブラートが聞けます。音を伸ばす時に掛けているのがポイントです
弦を上下に揺らす方法(ハンド・ヴィブラート)
一般的なヴィブラートの方法です。チョーキングとチョーク・ダウンを組み合わせた方法『ハンド・ヴィブラート』をする事で弦を上下に揺らす事ができます。フレッテッドベースの場合によく使用される方法です。この方法であれば、4弦などの太い弦やローポジションのヴィブラートも表現しやすくなります。
フレットレスベースでハンド・ヴィブラートをすると、フレットが無い分、音が詰まりやすくなり効果が得られにくいでしょう。
スライド・ヴィブラート
スライド奏法を応用してできるヴィブラートが、スライド・ヴィブラートです。押さえているフレットと半音上のフレットを高速で行き来(スライド)することで、豪快なヴィブラートがかけられます。
Incognitoの「Tales From The Beach」
冒頭の6秒あたりからのフレーズに始まり、随所でスライド・ヴィブラートが聞けます。
おわりに
ヴィブラートには幾つかの方法がありますが、楽器や曲の雰囲気に合わせて方法を選べると良いのでは無いでしょうか。
歌心を持ってヴィフラートをすることが、格好良さや美しさに繋がるように思います。