左手のフォームとフレットの押さえ方

どうも、ユウキです。

弦を押さえることに手こずっていませんか?

押弦は、運指を考える上で切っても切れない関係にあります。そして、左手のフォームがしっかりとすることで押弦しやすくなります。

今回は、ムリなくスムーズに押弦ができる方法を2つのスタイルから解説します!押弦がスムーズに行えると、演奏も上達もスムーズに行くこと間違いなしです。

左手のフォーム

左手のフォームには、『クラシカルスタイル』と『ロックスタイル』の2種類があります。

  • クラシカルスタイルは、親指をネックに添える方法
  • ロックスタイルは、ネックを握り込む方法

それぞれのフォームの違いは、親指の位置が違うことです。これによって、押弦の仕方が違ってきます。

フレットの押さえ方

フォームによって、押弦の方法は変わります。その中で共通点は2つあります。フレットを押さえている感覚と、ネックをはさみ込んでいる感覚です。

この2つの感覚をはじめの内から意識しておくと良いです。

クラシカルスタイル

クラシカルスタイルの押弦方法は、はじめに左手の親指をネック裏の中央あたりに添えます。押さえる指は、第一関節が反らない様に。また、立てすぎないようにします。ネックをはさみ込む感覚で押さえると良い結果になるでしょう。

もう一つポイントとして、手のひらでネックを支えないようにしっかりと空間を作ることが大切です。空間があることによって、各々の指が広がりやすくなります。そのお陰で、フィンガリングの自由度が生まれます。ここが、ロックスタイルとの大きな違いです。

初心者であれば是非、クラシカルスタイルから習得してみることをオススメします。なぜなら、最初の内から左手を鍛えていった方が後になって困らなくなるからです。

詳しい理由は、もう一つの「ロックスタイル」を説明してからしますね。

音がビビる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

ベース押弦のコツについて ベース押弦のコツについて

ロックスタイル

ロックスタイルの押弦方法は、親指をネックからはみ出す様に握り込みます。手のひら全体でネックを覆う様な感じです。押さえる指は、中指が一番力が入れやすく押さえやすいです。

クラシカルスタイルと違ってある程度、指の関節が反っていても押さえられます。これは手のひらでネックを支えている分、押弦がラクになっているからです。

握り込みのメリットは、しっかりと安定して押さえられること。しかも、ネックをしっかり支えられるというメリットもあります。

ルート弾き以外しないのであれば、とても良い選択肢になります。特に3・4弦のルート弾きは、ものすごく安定して押さえられます。

ただし、押弦が楽になる分デメリットもあります。それは、指が開きづらくなる事。なので、クラシカルスタイルの様なフィンガリングは難しくなります。

フレットを押さえる位置

フレットを押さえる位置は、フレットのすぐ左側を押さえます。フレットの真上を押さえると、音がこもってしまい却って響かなくなってしまうので注意しましょう。

反対に、フレットから大きく離れると音がビビりやすくなります。この状態で綺麗な音を出そうとすると、思った以上に強い力を入れて押さないといけなくなります。

不必要な力は、左手が疲れてしまう原因になります。音がビビらない程度の力加減を探しましょう。

ベースの構え方と左手のフォームの関係性

押弦が上手くいかない方は、ベースの構え方と左手のフォームがリンクしていない可能性があります。ベースの構え方との関係がとても重要なんです。

なぜなら、ネックを左手で支えてしまっていることにあります。

ちょっと待って。ロックスタイルは、ネックを支えているんじゃないの?って、思われるかもしれません。

確かに、ロックスタイルはネックを左手で支えています。ですが、左手でネックを支えることで押弦やフィンガリングに支障をきたします。

ロックスタイルでの押弦は、安定感バツグンです。その代わりに、指を開くことを犠牲にして押弦している側面もあります。なので、クラシカルスタイルなら弾ける様になるフレーズが弾けないと悩むことになります。

そして、その原因がベースの構え方からきている事も大いに有り得るんです。

効果的に上達するフォームの見つけ方 効果的に上達するフォームの見つけ方

クラシカルスタイルから習得して欲しい理由は、ここにあります。左手とベースの構え方との関係性を見つめ直すと、答えが見つかるかもしれませんよ。

おわりに

左手の指が開きにくかったり、弦が押さえにくい。その他にもポジション移動が大変など左手に違和感がある場合は、左手のフォームがどうなっているのか再確認しましょう。

いずれか当てはまる要素があれば、一度ご自身の左手をチェックしてみて下さい。それでも改善しない場合は、ベースの構えそのものに原因があるかもしれません。

バランスが良ければ余計な力を入れずにできます。自分の体に正直になり、無理のないフォームを作り上げましょう。

ではでは。