どうも、ユウキです。
せっかく弾いてみたい曲があるのに、耳コピができなくて諦めてしまっていませんか?
耳コピに必要なものは、ズバリ音感。
音感なんてないから無理だと思っているそこのアナタ。諦めるのはまだ早いですよ!!!
音感は鍛えることができます。
今回は、耳コピに必要な音感には4つの要素があることを解説します。
目次 閉じる
音感を鍛える
音感について、自分がどういった感覚を持っているのか調べてみましょう。
一言で音感と言っても、色んな意味が含まれています。ウィキペディアで調べてみると・・・
音感(おんかん)とは、音に対する人間の感覚。音楽家に関係する「音感」として、次のようなものがある。
- 音の高さに対する感覚
- 音の長さに対する感覚
- 音の色彩に対する感覚
- 音の強さに対する感覚
- 音の方向に対する感覚
とあります。
今回は、耳コピに対して特に大事な要素である
- 音の高さに対する感覚(音高・音程)
- 音の長さに対する感覚(音価)
- 音の色彩に対する感覚(音色)
の内容について確認します。
音の高さに対する感覚
耳コピに最も重要な感覚が、音の高さに関する感覚です。なぜなら、音の高さがあっているのかどうかの判断ができないからです。この感覚は、『音高』と『音程』の2つに分類できます。
音高について
音の高さのことを音高と呼びます。音高の意味は、音の高さそのものを表したもの。また、単純に音が高いか低いかを測る感覚です。
例えると、(必ずしもそうとは限りませんが)男性の声の方が女性の声よりも低いと感じるかどうか。この場合、何かざっくりとした基準があるから高い低いが判断できます。
音程について
ある音とある音の距離を音程と呼びます。基準をしっかり決めることで、互いの音程をより具体的に測ることができます。音程は『長短増減』といった表現で具体化されます。
音程についてこちらで詳しく解説しています。
音程には、さらに2つの側面を持っています。1つは、ハーモニー(コード)としての音程。もう1つは、スケールとしての音程です。
ハーモニー(コード)としての音程
ハーモニーは、複数の音を同時に鳴らすことで得られます。ベースの役割は、ハーモニーの基準となるルートを弾くことです。ハーモニーは、ベースがルートを弾くことで決定します。言い換えると、ベースが間違えるとハーモニーが違って聞こえます。ベースが重要と言われる理由の一つです。
スケールとしての音程
スケールとしての音程とは、『ド』から『レ』や、『レ』から『ミ』へと音が移動した時に感じる音程差のことです。コードのルートが、別のコードのルートへ移動した時にも感じられます。
音の長さに対する感覚
音の長さを感じることで、リズムを感じ取ることができます。音の長さは音価と言われ、音符と休符の2種類に分けられます。
音価を知ることは、どのタイミングで音が鳴っているのか判断する非常に重要な感覚です。ベースの音の長さは、楽曲に対しての雰囲気を左右します。
音の色彩に対する感覚
音の色彩とは、音色の聞き分けができる感覚です。どの音色がどの楽器なのか聞き分けられることで、音源を聞いた時にそれぞれの楽器がどんな演奏をしているのか分かるようになります。
おわりに
今回取り上げた音感は、耳コピにおいて欠かせないものです。音程は、音の高さが判断できなければ長短増減も分からないままです。音の高い低いの判断は非常に重要です。
音価は、リズムを感じさせる重要な要素です。長さをしっかり把握することでリズム感が養われます。特に、休符の長さを掴めるようになることが大切です。
音色は、どんな楽器が鳴っているのか判断する為に必要な要素です。音色を聞き分けられることで、楽器の音程や音価を判断することに一役買います。
耳コピができている時、音の高さ・音の長さ・音の色彩のバランスが取れることでできます。
反対に、これらのバランスが悪いと耳コピがやり辛くなります。耳コピができない部分や曲がある場合、自分に足りていない音感が何なのか判断する材料としてみて下さい。
音感は、トレーニングすればするほど身に付いていくので、耳コピしたい・してみたいと思った「今」こそ鍛え時です。
ではでは。