どうも、ユウキです。
初級者の頃は、なかなか指板上のポジション(音名)が覚えられませんよね。僕もパッっと押さえて弾けるようになるまで、随分と時間が掛かりました。
なかなか覚えられないのは、コードを見てルートを弾くことに慣れていないのが原因の一つです。でも、いきなり見ながら弾くのも難しいですよね。
そのために練習した方法は、とにかく書く。それから、とにかく弾くの2つです。今回は、どうやって書いて弾いていけば効率良く覚えられるのかを具体的に解説していきます。
とにかく書いて覚える
紙とペンを用意します。ベースの指板図をザーーーっと書きます。書いている余裕がない方は、こちらで用意した指板図を使って下さい。
初めから指板上の全ての音を覚えようとしなくて良いです。まずは、0フレットから5フレットまでを覚えます。
その数は24個。
こう思うと多く感じるかもしれませんが、今から紹介する順番で覚えると思った以上に少なく感じられます。
開放弦(0フレット)から書く
覚えている音名と言えば、チューニングです。チューニングを思い出して開放弦(0フレット)から書いていきます。
4弦から順番に1弦まで「E・A・D・G」ですね。
チューニングと5フレットの関係
ベースは※チューニングの関係上、弦を一つ変えてフレットを5フレット分ずらすと同じ音名になっています。
(※レギュラーチューニングの場合)
- 1弦0フレットのGは、2弦5フレットのGと同じ
- 2弦0フレットのDは、3弦5フレットのDと同じ
- 3弦0フレットのAは、4弦5フレットのAと同じ
この法則は、どこのポジションでも同じです。
例えば、3弦3フレットのCは4弦8フレットのCと同じ。フレットを5つ分足したり引いたりして弦を変えると全く同じ音名が弾けます。
そうすることで、ポジションチェンジが行えるといったメリットがあります。
より実戦的に弾きながら覚えようとしても、苦手なポジションだったり綺麗に音が鳴らなかったらイヤになってくると思います。そんな場合は、ポジションを変えてみると弾きやすくなったりするのでオススメです。
ポジションを変えられるのは、3弦0フレットのA(4弦5フレットのA)より高い音になります。4弦4フレットより低い音を変えたい場合は、5弦ベースが必要になってきます。
オクターブの関係から探す
オクターブの関係を覚えると、指板上の音を一気に探し出せるようになります。弦飛びの位置関係です。
これで、5フレットまでの音名が埋まりました。
Cメジャースケール
いやいや、まだ空白あるケド・・・
焦らなくても大丈夫です。
空白の部分は、シャープやフラットを付けるだけで良いのですぐに導き出せます。
例えば、3弦4フレットは、Cから見たらC♯、Dから見たらD♭となります。
基準から音が高くなればシャープ(♯)低くなれば(♭)を付けると良いです。
異名同音
6フレット以降は組み合わせて見つけ出す
5フレットまでを覚えたら、6フレット以降はこれまでの方法を組み合わせる事で探し出せるようになります。
この2つを使いながらCメジャースケールを探すと、どこが何の音名なのかが見つかります。
12フレット以降は、0フレットからと全く同じなので直ぐに覚えられると思います。
パッと書けるようになるまで、これを何度も繰り返すことで覚えていきます。ある程度覚えたと思えるようになったら、実際に音を出していきます。
とにかく弾いて弾きまくる
書いて覚えてきたら、あとは実践です。弾くときはコード進行を用意します。
この時も、最初は5フレット以内で始めると効果的です。慣れてきたら、6フレット以降もチャレンジしていきます。
iReal Pro
Technimo LLCposted withアプリーチ
iReal Proは、色んなジャンルの曲のコード進行が入っているので、この練習には持ってこいです。キーも簡単に変えられるしテンポも調節できるので、自分のやり易いキーやテンポから練習ができます。
ルートの音を弾いたら、次のコードに変わるまで目一杯音を伸ばして弾きます。慣れてきたら、リズムをどんどん変えて負荷を掛けて練習します。
とにかく、弾いて間違えて正解してを繰り返しましょう。最終的に、どこのポジションでも弾けるよって自信がつくと良いです。
おわりに
指板上の音を覚えることは、どうしても時間が掛かることです。なので、書いて覚える方法と、弾いて覚える方法どっちのアプローチも試してみて下さい。脳と指の瞬発力が大事になってきます。
弾きながら、思い出せなかったら書く。何度も何度も、書いて弾いてを繰り返してやることで覚えていきます。
iReal Pro を使うのであれば、初めはキーをCに統一してやると覚えやすいです。焦らずにしっかりと取り組んでいけば覚えられますよ。
ではでは。