どうも、ユウキです。
ベースを弾く時に、弦を押さえる側の親指の位置に迷ったことありませんか?
- ネック裏に添える
- 握り込む
- それ以外
悩み出すとどれが良いのか困ってしまいますよね。
親指の位置が変わるだけで、弾きやすさは随分と違ってきます。
今回は、握り込みフォームについて紹介します。この記事を読むと、楽器のコントロールのしやすさと音楽的表現が両立できる握り込みフォームを身につけられます。
握り込みフォームができると、
- 長めのストラップでベースを低く構えても弾きやすい!
- 親指で4弦のミュートができる!
- ベースの位置を低く構えられるので、見た目もカッコイイしパフォーマンスも派手にできる!
など、
演奏面のメリットも増えます。
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握り込みフォームの基本
握り込みフォームは、手順さえ踏めば特別難しくありません。
握り込みフォームとは
押弦する際にネックを握る手の親指が、ネックの前に出ているフォームのことを握り込みフォームといいます。
握り込まないフォームのことを、クラシック・フォームといいます。
この2つを区別するために、握り込みフォームと呼ばれています。
握り込みフォーム
クラシック・フォーム
握り込みが上手くいかない場合
握り方やベースの高さによって弾きやすかったり弾きにくい場合があります。そんな場合の注意点をいくつか挙げてみます。
肘の位置を変えてみる
握り方を少し変えただけで、弾きやすさが随分と変わってきます。
特に、肘の位置で違いが明らかになるので試して下さい。
肘を下に向けようとすると手首が内側に曲がっていくので、握り込みにくくなり親指が辛くなってきます。
反対に肩の方へ上げすぎると、今度は手首が外側に反っていくので、親指以外の4指に自由度が無くなってしまいます。
ネックの角度を変えてみる
ネックを立てた場合と寝かせた場合でも違いが出てきます。
ネックを立てた場合
親指で4弦は押さえやすくなります。
反対に、親指以外の4指は少し窮屈さを覚えます。
ネックを寝かせた場合
親指以外の4指は押さえやすくなります。
反対に、親指で4弦を押さえることに少し窮屈さを覚えます。
ベースの高さを変えてみる
長めのストラップでベースを低く構えた場合、握り込みフォームの方が弾きやすいです。
では、ストラップの長さとネックの位置で考えられる組み合わせを考えてみましょう。
- ストラップ長め・ネックを寝かせる(肘が伸びた状態)
- ストラップ長め・ネックを立たせる(肘が少し曲がっている状態)
- ストラップ短め・ネックを寝かせる(肘が少し曲がっている状態)
- ストラップ短め・ネックを立たせる(肘が曲がっている状態)
1番から順番に、握り込みフォームの弾きやすさになっています。
親指も1番だと4弦を押弦しやすく、4番だとミュートができれば良い位になっています。
ただし、身体的特徴による個人差はあるので自分に合ったポジションを試行錯誤してみましょう。
おわりに
僕は普段、握り込まない(クラシック・フォーム)で弾いています。
ですが、ハイポジションを弾く時やスラップでのミュートでは、色々とコントロールしやすいので握り込んで弾いている時もあります。
人によって弾きやすい、弾きにくいといった差が生じるのも確かにあります。
それぞれのシチュエーションで上手に使い分けることで、演奏の幅が広がるのではないでしょうか。
ではでは。