タブ譜とコード譜、どっちを使えばいい?
「ベースを始めたけど、タブ譜とコード譜ってどっちを使えばいいの?」
初心者の方なら、一度はこんな疑問を持ったことがあるかもしれません。
結論から言うと…
- 初心者はまず「タブ譜」から学ぶのがオススメ!
- 成長したら「コード譜」も使いこなせるようになろう!
タブ譜は「どこを押さえればいいか」が分かりやすく、すぐに演奏できるのが魅力。例えば、以下のようなタブ譜の例があります。

この場合、E弦3フレット(G音)、A弦2フレット(B音)、5フレット(D音)を順番に弾くことで、簡単なフレーズが完成します。視覚的にフレット番号が示されているため、初心者でも直感的に演奏を始めやすいのが特徴です。
一方で、コード譜は「自由にアレンジできる」ので、バンド演奏やアドリブに役立ちます。
それぞれの特徴を理解して、うまく使い分けることで、ベースの演奏がもっと楽しく自由になります!
この記事では、タブ譜とコード譜の違いをわかりやすく解説し、メリット・デメリットを紹介します。 どちらを使うべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください!
タブ譜とは?初心者にオススメの理由
タブ譜とは?
タブ譜(TAB譜)は、「どの弦の、どのフレットを押さえるか」が書かれた楽譜です。 音符を読めなくてもOK。 直感的に弾けるのが特徴です。
タブ譜のメリット(初心者向け)
- 視覚的に分かりやすい。 フレット番号を見れば、どこを押さえるか一目瞭然
- 楽譜が読めなくてもOK。 音楽経験ゼロでもすぐに曲を弾ける
- 音源のベースラインを再現しやすい
「とにかく早く曲を弾いてみたい」という初心者に最適です。
タブ譜のデメリット(成長の落とし穴)
- 指板上の音を覚えられない → どの音を弾いているのか意識しにくい
- コードの理解が進まない → ルート音以外の音を使えなくなる
- リズムの意識が弱くなる → 目でフレット番号を追いがちで、ノリを感じにくい
タブ譜は便利ですが、依存しすぎると「楽譜がないと弾けない」状態になりやすいので注意が必要です。
コード譜とは?ベースラインを自由に作れる楽譜
コード譜とは?
コード譜は、楽曲のコード進行が記されたシンプルな楽譜です。例えば、C – G – Am – F のようにコード名が並んで記載されていることが一般的です。ベーシストはコードを見て、「ルート音」や「コードトーン」を使いながら演奏します。
コード譜のメリット(演奏の自由度がUP)
- コード進行を理解しながら演奏できる → 音楽理論が身につく
- 耳コピやアドリブがしやすい → 自分のフレーズを作れるようになる
- バンド演奏に強くなる → 将来的に、色んな楽曲にも対応できる
コード譜のデメリット(気をつけるべきポイント)
- 指板上の音を覚えていないと演奏が難しい → 最低限の音楽知識が必要になる
- コードの仕組みを知らないと単調な演奏になりやすい → ルート音だけではベースラインが乏しくなりがち
- リズム感が求められる → 楽譜に具体的なリズムが記載されていないため、自分でリズムを把握して弾く必要がある
「タブ譜に頼らず自分のベースラインを作りたい」と思ったら、コードを学びましょう!
タブ譜とコード譜の使い分けについて(ベース初心者の学習3ステップ)
1. まずはタブ譜で演奏に慣れる
- フレットの押さえ方を覚え、楽譜を見ながら正確に弾く練習をする
- 好きな曲をタブ譜で弾いて、ベースの基礎を身につける
2. コード譜を見ながらルート音を弾く練習をする
- シンプルなコード進行を使い、コードのルート音を意識して弾く
- バンド演奏やセッションで活かせるよう、ベースラインを工夫する
3. コード譜を活用しながら自由にベースラインを作る
- コードトーンを意識して、よりメロディアスなフレーズを考える
- 耳を使ってフレーズを作ることで、即興演奏にも対応できるようにする
「タブ譜は補助ツール、コード譜は発展ツール」と考えると扱いやすいかもしれません。
耳を使うことの大切さ
ベースを弾くときは、楽譜だけに頼らず、耳を使って音を聞くことがとても大切です。
楽譜を見て指を動かすだけでなく、音の違いやリズムの流れを意識しながら弾くことで、より自然な演奏ができるようになります。
タブ譜でもコード譜でも、耳を使って音を確認する習慣をつけることで、どんな曲にも対応しやすくなります。
この習慣を続けることで、楽譜がなくても演奏できるようになり、表現の幅も大きく広がります。
まとめ
- 初心者はまずタブ譜で基礎を学ぶのがおすすめ
- 成長したいなら、コード譜も理解して自由に弾けるようになるのが理想
- タブ譜に依存せず、少しずつコード譜にシフトするのが上達のカギ
どちらか一方にこだわるのではなく、状況に応じてうまく使い分けましょう!
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タブ譜もコード譜もマスターして、もっと自由にベースを楽しみましょう!