コードの明るさと暗さを決定する音程があります。
それは、3度の音程です。
ルート(基準の音)から、長3度の音程をメジャーサード(Major3rd)といい、短3度の音程をマイナーサード(minor3rd)といいます。
一般的にメジャーが明るく、マイナーが暗く響くと例えられています。
今回は、ベースで3rdの音程をどのように扱っていくのか解説します。
メジャーサード(Major3rd)のポジション
メジャーサード(Major3rd)を指板上、フレットの位置で見てみるとルートから右に4つ離れた位置にあります。
ルートとMajor3rdの指板図
ルートがCの場合、メジャーサードの音はEです。
ルートの位置はそのままでメジャーサードのポジションを変えると、こんな感じ。
(ベースを構えた状態で見ると)ルートからフレット1つ分左斜め下の位置がメジャーサードです。
インバージョンした場合のメジャーサードの位置
インバージョンとは 基準の音に対して反転・転回させることです。
オクターブ下に持ってきた場合
ルートから短6度下にあるメジャーサードとも言えます。
ルートがCの場合
オクターブ上に持ってきた場合
ルートから長10度上にあるメジャーサードとも言えます。
ルートがCの場合
使えるコードタイプ
メジャーサードが使えるコードタイプは主に、
マイナーサード(minor3rd)のポジション
マイナーサード(minor3rd)を指板上、フレットの位置で見てみるとルートから右に3つ離れた位置にあります。
ルートとminor3rdの指板図
ルートがCの場合、マイナーサードの音はE♭です。
ルートの位置はそのままでマイナーサードのポジションを変えると、こんな感じ。
(ベースを構えた状態で見ると)ルートからフレット2つ分左斜め下の位置がマイナーサードです。
インバージョンした場合のマイナーサードの位置
オクターブ下に持ってきた場合
ルートから長6度下にあるマイナーサードとも言えます。
ルートがCの場合
オクターブ上に持ってきた場合
ルートから短10度上にあるメジャーサードとも言えます。
ルートがCの場合
使えるコードタイプ
マイナーサードが使えるコードタイプは主に、
形でおぼえると応用しやすい
メジャーもマイナーも、押さえる指の形を覚えることで応用しやすくなります。
例えば、ルートの位置の弦が変わっとしても形をそっくりそのまま移動することで音程が保たれます。
ルートより低い位置にあるコードトーンの形を覚えることで、演奏に表現力が上がります。
おわりに
メジャーとマイナーの3度音程は、ハーモニーのカラーを決定付けます。
ベースの基本は、あくまでもルートをしっかりと演奏しハーモニーを支えることです。その事を軸にして3度音程を使うと、より華やかなベースラインを作ることができます。
ではでは。