どうも、ユウキ(@yukbass51)です。
楽譜が読めるようになるには、基礎知識が必要になります。
どうしても、面倒くさく感じてしまう部分ですよね。
でも、楽譜を読む力・読譜力を身につけると上達のスピードはグンっと上がります。
そのために覚えたい項目は次の3つ。
- 音名と音部記号
- オクターブ
- 変化記号と全音・半音
今回は、読譜力をつけるために必要な3つの項目について解説します!
意味がわかると、割とすぐ読めちゃうんです。
音名と音部記号
楽譜にある「♩」や「♫」などの記号を音符といいます。五線での音符の位置は、音の高さを示しています。
音の高さには1つ1つ名前(音名)がついており、よく知られているのが「ドレミファソラシド」です。
これはイタリア語の読み方で、そのほか英語、ドイツ語、日本語での読み方もあります。
各国の音名
日本では、ドレミファソラシドが一般的に知られています。
音名を読めるようにするには
いきなり五線譜の位置で音名を覚えるのは大変なので、『ド』の位置を最初に覚えましょう。あとは順番に表の通りに数えていくだけです。
音部記号とは
「ドレミファソラシド」という音の名前を覚えたら、それぞれの五線上で位置を確認しましょう。
その際に確認することは、楽譜の左端にある音部記号です。
ト音記号
ヘ音記号
どちらの音部記号がついているかで、ドの位置が違ってきます。
まずは「ト音記号・ヘ音記号」それぞれのドレミファソラシドの位置をしっかり把握してください。
ト音記号
左から「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の順番
ヘ音記号
大譜表
下にト音記号とヘ音記号が連なって書いてある楽譜があります。これを大譜表といいます。
ヘ音記号の一番右にある「ド」と、ト音記号の一番左にある「ド」は同じ音です。
大譜表
一番左端に記されているカッコの記号でつながれた上下の楽譜は、中央のドで「ト音記号とヘ音記号」がつながっています。
オクターブとは
音の名前は「ドレミファソラシド」の8つをひとかたまりにしますが、最初の「ド」と最後の「ド」とでは、名前が同じでも音の高さが違います。
最初の「ド」は低い音で、最後の「ド」は高い音になります。この低いドから高いドまでの音の幅をオクターブといいます。
変化記号と全音・半音
変化記号には「♭・♯」があります。このほかに「ナチュラル記号」があります。
これらの記号がついた音符は、下の図のように音が変化します。
変化記号の意味
記号 | 名前 | 意味 | 楽譜 |
シャープ | 音を半音上げる | ![]() | |
![]() | フラット | 音を半音下げる | ![]() |
![]() | ナチュラル | 元の音に戻す |
|
上の図には「半音上げる」や「半音下げる」とありますが、具体的にどういうことかベースの指板図で見てみます。
全音と半音
青色が全音・茶色が半音
「半音」とは、フレット1つ分のことを指します。
つまり、「E(ミ)」と「F(ファ)」・「B(シ)」と「C(ド)」はフレット1つ分で隣り合っているので半音となります。
そして、「半音」と「半音」を足すと「全音」になります。
「C(ド)」と「D(レ)」や「F(ファ)」と「G(ソ)」etc…フレット2つ分の幅が全音です。
変化記号の範囲
「シャープ」「フラット」「ナチュラル」がついている音符の音が変化するのは、1小節のみです。
別の小節で同じ音が出てきても変化しません。
ベースの指板図で見る変化記号
おわりに
音名を覚えて音部記号を知ることで、五線上で音符の名前が解るようになります。変化記号が付くと(♯シャープ、♭フラット)音が半音上下します。
いきなりスラスラ読むのは至難の技です。やる事は『ド』の音を基準にして、順番に数えて読む。これを繰り返します。そうすると、だんだんと五線譜の位置を記憶していくので見た瞬間に音名が出てきます。
慣れない間は苦労しますが、上達のためのまわり道と思ってトライしてみて下さい。
ではでは。